必要なのは
勇気と
君と








「おい、シン……!」

自分の前を歩く、彼の肩を掴み、呼び止める。
そのまま自分の方に引寄せると、苦痛の色を浮かべるシンの顔があった。

「……っ、何だ」

触れられたのが不快だったのか、

「さっき、怪我負ったよな?」

それとも、傷が痛みだしたのか、彼は眉を顰めた。

「触るな」

肩に触れていた手が、思い切り振り払われた。
懲りずに差し出した手も、鋭い眼光に怯み、引っ込めてしまう。

「ツァイス、俺に構う余裕があるなら、自分の怪我をどうにかしろ」

冷たく言い放たれた言葉に、ツァイスは己の右足に視線を移す。
血が、流れていた。
斧を持った敵に襲われたときに、避けきれずにかすったのだ。
直ぐ様、槍で反撃して、敵は倒したが、かすった程度の傷だと思っていた箇所は、ぱっくりと割れていた。
幸い、飛竜を連れていた為、痛む足を引きずりながら飛竜の背に乗り、仲間の司祭を探してライブをかけて貰ったのだ。

今は切り傷程度の痛みだ。
「これは大丈夫だ。それより、ライブを使える者を」
「余計な事はするな」

自分でなんとかする、そう付け加えて、シンはふらつきながら歩いていった。

(───仲間、なのに)

傷薬か特効薬くらいは持っている筈だから、これ以上自分が手を貸す必要は無いと、そう言い聞かせた。

何故、こんなにもシンの事を気にしているのか分からないのだ。
仲間だから、怪我をしていたら助ける、そういう感じの筈なのだが。

それに、本人が助けを要らないと言うのだし、深く干渉をする必要性は無い。


けれども、彼が気になって仕方が無かった。
あの、ふらつく足取りで仲間の陣営に辿り着けるかが心配だった。
彼は、腹部を押さえていたのだ。
失血で倒れるかもしれない。
そう、考えたら自分は飛竜に跨がり、シンを追い掛けていた。

再び拒絶されるかも知れないけれども、無理矢理連れて帰ろう。
嫌われるよりも、彼の死を目の当たりにする方がよっぽど怖いと思った。

ツァイスはシンの目の前に降り立つと

「乗れよ」

そう、一言告げた。





失う勇気が無いから、
拒絶される勇気を私に





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ツァシンもどき。
本当はシンツァを書き
たかった(^↓^;)
考え無しに書いたので
何が言いたいのか
分からんですね。

.シンは傷薬を持っていて使ったが、完全には治らず。
.馬はおなくなり。
.弓兵だから一人でいるのは……
⇒か、彼は鋼の剣も使えるぞ!
普通ならツァイスと組んで戰うのが良いですね(^∀^)

色々と矛盾とかある
SSでしたーww

090112